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【テープ・パンツ】知っておきたいおむつの使い分け
- 2026年8月14日
- コラム

テープ型とパンツ型、どちらが合っているんだろう?
日々のケアの中で、そう迷われることはありませんか? しかし忙しい現場では、入所時のアセスメントのまま、何年も同じタイプを使い続けているケースも少なくないようです。
排泄機能をはじめとするお身体の状況は、段階的に変化していくことが多くあります。その状況変化に合わせた自立支援の視点を持ち、その都度適したケアを行うことが大切です。
つまり、おむつのタイプ選びは「一度決めたら終わり」ではなく、利用者様の状態変化に合わせて継続的に見直していくことが大切と言えます。
選び分けの基本軸は「ADL(日常生活動作)」
テープ型かパンツ型かを判断する一つの重要な目安が、利用者様の「座位(座った姿勢)が保てるかどうか」です。
おむつのタイプ選びでは、ADL(日常生活動作:起立、歩行、座位保持など)を基準に考えます。その中でも、ご自身でお座りできるかどうかを軸にすると、適したタイプが見えやすくなります。
お座りできる段階であれば、便座に座ってご自身で排泄できる可能性もあると考えられています。
その能力を活かして、トイレでの排泄に向けたアプローチを模索することが、ご本人の尊厳を守ることにもつながるようです。

パンツ型が適している方
パンツタイプは、一般の下着と同じようにはくタイプのおむつです。形が下着に近く、下着の代わりとして使用できるのが特徴です。
尿モレがある方や、一人で歩けるけれどトイレに間に合わないことがある方、介助があれば立てる、座れるという方に適しています。
(パンツ型のメリット)
・下着に近い見た目で、利用者様の尊厳を保ちやすい
・自分で着脱しようとする意欲(リハビリへの意識)を引き出しやすい
・立位、座位でのトイレ誘導がしやすい
「おむつをするのはつらい」という本音は、おむつを拒否して外してしまったり、汚した下着やおむつを隠そうとしたりする行動となって表れることがあります。
パンツ型は、そうした心理的な抵抗を和らげる効果も期待できます。
テープ型が適している方
テープ止めタイプは、ウエスト部分を左右のテープで固定するタイプのおむつです。介護を受ける方が横になった状態のままでおむつを交換することができます。
体にフィットさせやすく、横モレや背モレを軽減しやすいのが特徴です。介助があれば座れる方や、寝て過ごすことが多い方に適しています。
(テープ型のメリット)
・寝たままの状態で交換でき、介助者の身体的負担を軽減しやすい
・ウエストのテープ調整により、体型に合わせた細かなフィットが可能
・高吸収タイプが豊富で、夜間の長時間使用に対応しやすい
見落とされがちな「昼と夜で使い分ける」という選択肢
昼夜を問わず同じタイプを使用されていることも多いみたいですが、昼夜で使い分けることで、ケアの質とコストの最適化を両立できるケースもあります。
たとえば、以下のような組み合わせです。
・昼間:パンツ型でトイレ誘導を継続し、自立支援を促す
・夜間:テープ型+夜用高吸収パッドで交換回数を減らし、利用者様の良質な睡眠を守る
「排泄をあきらめるのではなく、能力に応じた自立を段階的に目指す」という考え方は、排泄ケアの基本原則として広く推奨されているアプローチです。
昼間のパンツ型活用はその考え方にも沿った実践と言えます。
💡 ワンポイント:尿とりパッド「2枚重ね」の落とし穴
夜間のモレが心配だからと、尿とりパッドを2枚重ねて使用していませんか? 実は、パッドを重ねると隙間ができてかえってモレの原因になったり、股関節に圧迫が加わって肌トラブルを招く恐れがあります。
外側のおむつ(アウター)と、内側の尿とりパッド(インナー)をそれぞれ適切に1枚ずつ組み合わせるのが基本です。
1枚でしっかり吸収できる夜用の高機能パッドを適切に選ぶことが、結果として施設様のコスト削減やスタッフ様の交換負担軽減につながります。

定期的な「おむつアセスメント」の見直しを
入所時のアセスメント内容に留まらず、以下のような変化やタイミングに合わせて定期的に見直していくアプローチが効果的です。
・ADL(日常生活動作)の変化が見られたとき
・体重や体型の変化があったとき
・モレや皮膚トラブル(かぶれ等)が続くとき
・季節の変わり目(発汗量の変化など)
「今のおむつが本当に合っているか」を定期的に見直すことが、利用者様のQOL向上と施設コストの最適化に役立ちます。

アイノンに、お聞かせください
株式会社アイノンは、沖縄本島を中心に、介護施設・病院様へ介護用品の卸販売を行っています。
「今使っているタイプが利用者様に本当に合っているか確認したい」「昼夜の使い分けを試してみたい」そんなちょっとしたご相談からでも大歓迎です。
仕入れ先との関係や現状のコストに、少しでも「このままでいいのだろうか」と感じていらっしゃるなら、ぜひ一度お話を聞かせてください。
皆様の現場に寄り添い、おむつ選びやコストの観点から、最適な選択肢を一緒に考えてまいります。

