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夜間おむつ漏れを減らすための3つのポイント「交換回数を増やす」は正解ではない!?

2026年6月3日
コラム

「夜間の漏れが多くて、スタッフが何度も交換している」 「利用者様が夜中に何度も起こされて、昼間に眠そうにしている」

そんな悩みを抱えている施設様は少なくありません。

しかし、その解決策として「交換回数を増やす」という選択をしているとしたら、それは問題の根本を解決していないどころか、利用者様とスタッフの双方にとってマイナスになっているかもしれません。

 

「夜間の交換回数」が多すぎることの弊害

夜間のおむつ交換は、利用者様にとって「眠っているところを何度も起こされる行為」です。

介護施設での実践事例では、1日7回だったおむつ交換を3〜4回へと大幅に減らしたことで、却って排泄ケアのレベルが格段にアップしたという施設の報告もあります。夜間帯の交換を減らしたところ、入居者様の睡眠の質が向上し、日中の活動性も大幅に改善した方が多く、なかにはADLの自立度が改善した方もいたとのことです。

また、交換回数が多かった頃は利用者様がよく眠れず睡眠薬に頼りがちでしたが、回数を見直したことでBPSDや転倒のリスクが減り、褥瘡の発生率も低下したという報告もあります。

夜間の交換回数を「減らす」ことが、利用者様のQOL向上とスタッフの負担軽減を同時に実現できる可能性があるのです。

 

なぜ漏れるのか?「不思議モレ」の正体

「高吸収のパッドを使っているのに、なぜか漏れる」という経験はありませんか?

これは「不思議モレ」と呼ばれる現象で、寝て過ごす時間が長いと尿に不純物が生じ、パッド表面が目詰まりしてしまうことが原因の場合があります。まだ吸収できる余裕があるはずなのに、表面の目詰まりで尿が弾かれてしまうのです。

漏れの原因が「吸収量不足」なのか「目詰まり」なのかによって、解決策は全く異なります。原因を特定せずにただ厚いパッドに替えても、根本解決にはなりません。
 

 

夜間おむつ漏れを減らすための3つのポイント

(ポイント① 個別の尿量アセスメントを行う)
漏れの改善に最も重要なのは、「その方がどれくらい尿量があるか」を個別に把握することです。一人ひとりの尿量を測定しパッドを選定するアセスメントを実施し、その方の状況に応じて交換回数を見直すことが、睡眠の質向上とADL改善につながります。

全員に同じパッドを使うのではなく、尿量・排泄パターン・体型に合わせた個別選定が漏れ対策の出発点です。

(ポイント② 「目詰まりしにくいパッド」を選ぶ)
高吸収であることと、目詰まりしにくいことは別の性能です。長時間使用を前提とした夜間帯では、吸収量だけでなく「逆戻りしにくい素材」「目詰まりしにくい構造」を持つパッドを選ぶことが重要です。

さらに、おむつと肌の間に生じる摩擦やズレなどの物理的刺激を逃がす構造のパッドを選ぶことも、長時間使用における肌トラブル・褥瘡予防に直結します。外漏れを防ぐ正しいフィット感の確認も合わせて行いましょう。

(ポイント③ おむつの「当て方」を見直す)
どれだけ高性能なパッドを使っても、当て方が適切でなければ漏れは防げません。特に確認すべきポイントは3つです。

・ギャザーが正しく立っているか
・テープの締め具合が適切か(きつすぎず、緩すぎず)
・仰臥位・側臥位それぞれでズレが生じていないか

スタッフによって当て方にばらつきがある場合、施設内での統一した手順確認が有効です。
 

 

夜間漏れの改善は「コスト削減」と「スタッフのゆとり」にも直結する

夜間の漏れが減ることで、以下が同時に改善されます。

・おむつ・パッドの過剰使用の抑制
・リネン(シーツ・寝衣)の洗濯コストの削減
・スタッフの夜間業務負担の軽減

そしてもう一つ見逃せないのが、スタッフの精神的なゆとりの回復です。交換回数が減ることで時間と気持ちにゆとりが生まれ、ケアへのモチベーション向上や笑顔の連鎖が生まれます。スタッフが働きやすい職場は、利用者様へのケアの質にもそのまま反映されます。

人手不足が慢性化する介護現場において、おむつ選びの見直しは単なるコスト削減ではなく、職場環境の改善にもつながる重要な経営課題です。
 

 

アイノンに、まずは現状をお聞かせください

株式会社アイノンは、沖縄本島を中心に介護施設・福祉施設・病院様へ介護用品の卸販売を行っています。

「夜間の漏れが多くて困っている」「今使っているパッドが施設に本当に合っているか確認したい」そんなご相談からで大歓迎です!

現状をお伺いした上で、施設様に合った製品と使い方をプロの目線から正直にご提案いたします。

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