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【視察レポート】H.C.R.2026 国際福祉機器展に行ってきました ― 海外企業の存在感と、補助金で進む「介護の業務効率化」
- 2026年10月10日
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こんにちは、株式会社アイノンです。
2026年10月7日(水)〜9日(金)に東京ビッグサイトで開催された「H.C.R.2026 第53回国際福祉機器展&フォーラム」に、沖縄から視察に行ってきました。
H.C.R.は、福祉用具・介護機器の最新動向が一堂に集まる、毎年秋恒例の大型展示会です。
今回は、日ごろお取引いただいている介護施設・事業所の皆さまに役立ちそうなポイントを中心に、会場の様子をお伝えします。
H.C.R.2026の開催概要
| 名称 | H.C.R.2026 第53回国際福祉機器展&フォーラム |
| 会期 | 2026年10月7日(水)〜9日(金) ※Web展は9月1日〜11月13日 |
| 会場 | 東京ビッグサイト 東展示ホール1・2・3・7・8 |
| 主催 | 社会福祉法人 全国社会福祉協議会、一般財団法人 保健福祉広報協会 |
| 出展規模 | 382社(うち海外企業44社) |

今年はビッグサイトの改修工事の関係で、会場が東展示ホールに変更されていました。
それでも各ホールは介護職の方、施設運営者、メーカー・販売店の方々で終日にぎわっており、業界の関心の高さを肌で感じました。


印象① 韓国・台湾など、海外企業の出展が目立った
今回まず印象に残ったのが、海外企業の存在感です。会場を回っていると、韓国や台湾をはじめとするアジアの企業ブースを多く見かけました。
公式サイトによると、出展382社のうち44社が海外企業とのことです。

たとえば、排泄を検知するセンサー付きおむつシステム「HeartKium Smart Diaper System」。
韓国のデジタルヘルスケア企業と日本企業による共同開発の製品として、韓国メディアでも紹介されています。
「見えない不安を見える安心へ」というキャッチコピーのとおり、おむつの状態をデータで見える化し、介護者に知らせる仕組みです。

移乗リフトの分野でも海外ブランドの製品が並び、実機に触れながら説明を受けられるブースが多くありました。
海外製品は日本の施設環境に合うかどうか(サイズ・メンテナンス・部品供給など)の確認も大切ですが、選択肢が着実に広がっていることを実感しました。
印象② 補助金を活用した「業務効率化ツール」が多数
もうひとつの大きな流れが、見守りセンサー、音声入力、AIなどを活用した業務効率化ツールです。
人手不足が続く介護現場で、「記録」「巡回」「申し送り」の負担をどう減らすかがテーマになっているブースが非常に多く見られました。

音声入力・AIで「記録」の手間を減らす
介護記録ソフトのブースでは、話すだけで記録できる音声入力アプリの案内も目立ちました。
スマートフォンに向かって利用者名と介助内容を話すとAIが記録にまとめる、といった仕組みで、記録業務の時間短縮やペーパーレス化をアピールする展示が多数ありました。
見守りセンサーで「巡回」の負担を減らす
ベッドセンサーやカメラなどによる見守り機器も多くの出展がありました。
夜間の巡回負担の軽減や、転倒・離床への早期対応につながる機器として、導入を検討する施設が増えている分野です。
沖縄県の「介護テクノロジー定着支援事業補助金」
こうした機器の導入には、国の事業を活用した都道府県の補助金が使えます。
沖縄県の令和8年度事業では、次のような内容が示されています。
- 対象:見守り機器、インカム、移乗・入浴支援機器、介護記録ソフトなどの介護ソフト(導入に伴う端末・Wi-Fi環境整備なども対象となるメニューあり)
- 補助率:4/5(80%)
- 上限:パッケージ型導入で600万円、単体導入で1事業所あたり500万円 など
※令和8年度の事前協議受付は2026年8月7日で終了しています。次年度以降の公募内容や、個別の機器・ソフト(AI・音声入力機能など)が対象となるかは、沖縄県の要綱・窓口でご確認ください。
出典:沖縄県「令和8年度 介護テクノロジー定着支援事業補助金の募集について」
移乗・入浴・排泄ケアの用品も充実

移乗リフトは「購入」だけでなく、月額定額で利用できるサブスク型の提案も見られました。
初期費用を抑えて試せる点は、導入のハードルを下げる新しい選択肢だと感じました。


当社が日ごろ取り扱っている紙おむつ・排泄ケア用品の分野では、主催者企画の「排泄ケア情報プラザ」が設けられていました。
センサー付きおむつのようなデジタル化の流れがある一方で、現場の動きやすさを考えたおむつ交換用カートなど、日々のケアを支える用品の工夫も多く見られました。

視察を終えて
今回のH.C.R.2026では、
- 韓国・台湾など海外企業の存在感が増していること
- 見守り・音声入力・AIなど、補助金を活用した業務効率化が大きな流れになっていること
- 一方で、おむつ・入浴・移乗など日々のケアを支える用品も着実に進化していること
を強く感じました。
株式会社アイノンでは、沖縄県内の介護施設・事業所の皆さまに介護用品をお届けしています。
今回の展示会で得た情報も、日々のご提案に活かしてまいります。「こんな商品はないか」「現場のこの困りごとを解決したい」といったご相談があれば、お気軽に担当者までお声がけください。

【参考】
・H.C.R.公式サイト「開催概要」
・H.C.R.公式サイト
・沖縄県「令和8年度 介護テクノロジー定着支援事業補助金の募集について」
・HeraldK(HeartKium Smart Diaper Systemに関する記事・韓国語)
