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尿取りパッドの種類と使い方

2022年2月1日
おむつ

おむつには大きく分けてパンツタイプ、テープタイプ、そしてパッドタイプがあります。

ここでは、おむつと併用する「尿とりパッド」についてご紹介します。

「尿とりパッド」とはパンツタイプのおむつ、テープタイプのおむつの内側に装着して使用する吸水用パッドです。

交換の際にもおむつ全体ではなく、中のパッドだけ換えることが出来るので、交換が楽であり経済的です。

尿の量や、便の状態、身体の状態、介護者の環境によって、おむつに求める機能も異なってきます。利用者の用途や使用時間などに合わせて選ぶとよいでしょう。

種類

パッドも大きく分けて、パンツタイプ、テープタイプの2種類があり、それぞれに、昼用、夜用があります。

パッドを頻繁に交換できる方や、尿の量が少ない方には吸収回数の少ない尿とりパッドがおすすめです。

それに対して、頻繁に尿とりパッドを交換できない方や尿の量が多い方、一晩中お使いいただきたい方には、吸収回数の多い尿とりパッドをおすすめします。

使い方

使用前にパッドの両端を持って軽く引っ張り、立体ギャザーをしっかりと立てましょう。

パッドの立体ギャザーで、尿モレを防ぎます。立体ギャザーがつぶれていると、尿モレしやすくなりますので、気をつけてください。

立体ギャザーを立てたら、パッドの前後の向きを確認しましょう。

片方が幅広い場合は、男性と女性で使う向きを変えます。 男性の場合は、おなか側が幅広いほう、女性の場合は、おしり側が幅広いにあてます。

パンツタイプの場合は、おむつの立体ギャザーをつぶさないように注意して、内側に置きます。 テープタイプの場合は、 背中側の尿とりパッドの端を、おむつの吸収体から3㎝程度内側に入るように(背中側の吸収体からはみ出ないように)置きます。

最後に、パッドのはみ出しを確認しましょう。

股間部やウエスト部分からはみ出すと、モレの原因になります。 パッドのずれ止めテープをしっかりつけて、ズレを防ぎましょう。

注意

尿の量が多いからということで、パッドを重ねて使うことは出来ません。

パッドは重ねても、1枚目のパッドでしか尿を吸わないからです。

ギャザーの機能を妨げ、モレにつながるので、無駄なパッドが増え、さらには、通気性も悪くなり、おむつかぶれの原因になったりします。

尿の量が多くておむつから漏れる場合は、パッドの種類を見直したり、交換の回数を増やしたりしましょう。

ご本人様に適した吸収回数のパッドを使用することが大切です。

また、パッドのみを交換し続けるのも衛生上よくありません。おむつは汚れていなくても、1日に1回は新しいものに交換しましょう。

まとめ

サイズや吸収量で豊富な種類がありますが、適切なパッドを組合わせる事で、パッドの交換回数やモレを少なくすることができるので、上手に活用してみてください。

また、パッドを上手く使うことで、経済的メリットと手間の軽減につながります。