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大人のおむつかぶれ
- 2021年9月7日
- おむつ
赤ちゃんがおむつかぶれするように、大人もおむつをして肌のムレが続くと、同じようにかぶれてしまいます。
高齢者は皮膚が弱くなり、ちょっとした刺激にも影響を受けやすいので、通気性のあるおむつを使うことが大切です。
「かぶれ」は放置してしまうと、深刻な事態に陥ることもありますので、ご注意しないといいけません。
そうならないためにも、かぶれの原因と対策についてまとめましたので、ぜひご参考にされてください。
おむつかぶれとは?
おむつかぶれとは、おむつと触れている部分に起こる皮膚の炎症です。
おむつの刺激によって、カサカサしたり、おしり全体が赤くなりブツブツが出たりします。
汗や、排泄物のムレ・摩擦などが原因で、ひどい場合には、ただれたようになり、皮膚がくずれることもあります。
おむつ交換の回数を増やし、皮膚をこすらず清潔に保つことが大切です。
原因は?どんな症状?
尿や便、長時間おむつが皮膚に触れていたり、排泄物のムレで、皮膚炎を起こしています。
特に下痢の場合はひどくなります。
中には、皮膚に常在しているカビの一種が「カンジダ症」を起こしている可能性があります。
症状の程度はさまざまで、皮膚に軽い炎症を起こしているだけのケースもあれば、表皮の一部がただれて排泄の度に強い痛みや痒みを伴うケースもあります。
※カンジダとは、酵母菌の一種で、健康な人でも口の中や消化管、腟内に常にすみついているカビです。
おむつが直接あたらない部位にも症状が出やすいなどの特徴があります。
おむつをしてむれると、カンジダが増殖しやすい温度と湿度が保たれるので、肛門から周囲の皮膚へと感染が広がります。
おむつかぶれと治療方法も異なりますので、治りが悪い場合は、早めに医療機関を受信しましょう。
対策
おむつかぶれはやはり予防が大切です。
そのためには通気性のよいおむつを使い、ムレないように小まめに交換することです。
おむつ商品には、吸収量ごとに様々なサイズや種類がありますが、通気性を持たせたお肌に優しい商品を選びましょう。
おむつと尿とりパッドを併用する場合も、おむつだけでなく、尿とりパッドにも通気性があるものを選ぶと良いでしょう。
交換の際も、強く引っ張ると、摩擦で皮膚トラブルが起こることがあるので、強く引っ張らないよう気を付け、優しく取り替えてあげましょう。
肌に刺激を与えすぎないよう、汚れはしっかり落としましょう。
このように十分注意しても、おむつかぶれになることがあります。
おむつかぶれになってしまった場合は、いつもよりおむつ交換の回数を増やしたり、入浴回数を増やしたり、肌を清潔に保ちましょう。
清潔に保つことで、ご本人の気分も良くなります。
コミュニケーションをとりながら行うと、明るい気持ちにもなりますね。
感染予防にもなるので、ケアを大切にしましょう。